金属を使わない歯（ジルコニア）
今まで、強度が必要な治療の土台には、金属が使われていました。
歯の上のかぶせもの・つめものがポーセレン（陶材）でも、土台に金属を使っている場合は、やはり金属アレルギーの心配がありました。
当医院では、強度が必要な治療の土台であっても、金属を全く使わない治療を行っております。
人工ダイヤモンドと呼ばれる『ジルコニア』を採用した素材です。
ジルコニアは聞き慣れない方もいらっしゃると思いますが、実は身近な素材です。透明でダイヤモンドに近いことから、一見するとダイヤモンドに見えるアクセサリーでも、実はジルコニアだということもあります。
そのジルコニアを使った新素材『ナノジルコニア』は、金属のように固く、耐久性が高いため、強度が必要な治療の土台に最適な素材です。これを利用した治療では
○ 金属アレルギーにならない
○ フィッティングがよく、歯を削る量が少なくて済む
○ 天然の自分の歯と変わらないくらい綺麗な上、土台が透けて見えることがないので審美的
という特徴があります。
≪ 各種治療法・素材による特色 ≫
| 治療法・素材 | 保険 | フィッティング | 金属アレルギー | 審美 | 強度 | しなり | 変形 | 変色 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 銀歯 | 内 | ○ | × | × | ◎ | × | あり | あり |
| セレック （ポーセレン） |
外 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | なし | なし |
| 技工所作製 （ポーセレン/ジルコニア） |
外 | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | なし | なし |
| ナノジルコニア | 外 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | なし | なし |
歯形を3D光学カメラでスキャンする機械です。これでデータをつくり、約７日前後で、ナノジルコニア製の歯が出来上がります。
当3Dスキャナを使用しての治療は、東北では当医院しか採用しておりません。（2011年4月現在）
全く金属を使わない治療に関心のある方は、ぜひ当医院へご相談下さい。
